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    唾液をサラサラにする方法!口のネバつきを抑えるには?

    唾液をサラサラにする方法!口のネバつきを抑えるには?

    唾液をサラサラにすると、口臭や虫歯予防など口腔内の衛生を保つことにもつながります。サラサラとした漿液性唾液を増やす方法を紹介します。

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  • 更新日:2016年07月12日

ネバつきのある唾液をサラサラにする方法は?

私たちの口腔内に当たり前のように存在する唾液。普段から唾液を意識して過ごしているという方は少ないかもしれませんが、唾液は私たちの身体になくてはならない大切な役割をしています。

あなたの唾液はサラサラしていますか?それとも、ネバネバしていますか?
もし、日頃から口の中がネバネバしていると感じているようであれば、ドライマウスになっていたり口臭が強くなっていたりする可能性があります。
今回は唾液をサラサラにする方法について詳しく解説していきます。

唾液は2種類に分類されます

唾液の分泌は、自律神経である副交感神経と交感神経によってコントロールされており、「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」と呼ばれる大唾液腺と、唇や頬、口蓋にある複数の小さな唾液腺(小唾液腺)から分泌されるものです。
唾液の1日の分泌量には個人差がありますが、約1~1.5Lとされています。唾液の成分は99%以上が水分で、残りはナトリウムやカルシウムなどの無機成分、アミラーゼやムチンなどの有機成分で構成されています。

唾液は作用や分泌されるタイミングの違いから、漿液性唾液粘液性唾液に分類することができます。それぞれどんな特徴を持つ唾液なのか、分泌される場所や作用について解説していきます。

漿液性唾液(しょうえきせいだえき)

漿液性唾液はサラサラした唾液です。主な成分は水分やタンパク質、消化酵素などで構成されています。

いつ、どこから分泌される?

漿液性唾液は主に耳下腺から分泌されていますが、顎下腺からも分泌されています。
最も多く漿液性唾液が分泌されるのは食事のときです。梅干しやレモンなどの酸っぱい食べ物を見たときも、漿液性唾液が分泌されます。
また、気持ちがリラックスしているときには副交感神経が優位となるため、漿液性唾液の分泌量が増えます。

どんな作用がある?

漿液性唾液が持つ主な作用は、以下のようなものが挙げられます。

  • 咀嚼・嚥下補助作用…食べものを湿らせて飲み込みやすくする
  • 消化作用…アミラーゼという消化酵素が食べ物の消化・吸収を助ける
  • 緩衡作用…酸性に傾いた口腔内を中性に保つ
  • 洗浄作用…口内の食べカスや細菌を洗い流して口腔内の衛生を保つ

粘液性唾液(ねんえきせいだえき)

粘液性唾液はネバネバとした唾液で、主な成分は水分とムチンというタンパク質です。ムチンはオクラや納豆などのネバネバとした食べ物にも含まれています。

いつ、どこから分泌される?

粘液性唾液は、主に舌下腺と小唾液腺から分泌されています。舌下腺には劣りますが、顎下腺からも分泌されています。
粘液性唾液は交感神経が優位になるときに分泌量が増えます。そのため、ストレスや不安などの緊張状態にあるとき、イライラしているときや怒っているときなどに多く分泌されます。

どんな作用がある?

粘液性唾液の主な作用は次の通りです。

  • 殺菌・抗菌作用…細菌の細胞壁を分解して殺菌する
  • 再石灰化作用…歯の再石灰化を促す
  • 潤滑作用…口内の粘膜を潤して傷がつかないように保護する

唾液をサラサラにするとどんな効果があるの?

漿液性唾液と粘液性唾液はそれぞれ作用が異なります。どちらも健康を保つ上で必要な作用ではありますが、唾液をサラサラに保つと様々な効果が得られます。
一体どんな効果があるのか、5つの効果を確認してみましょう。

1.口臭を予防できる

口腔内の細菌が増殖すると、タンパク質を分解するときに悪臭ガスであるVSC(揮発性硫黄化合物)が発生し、口臭が強くなります。
サラサラの唾液は口の中に残ったままの食べカスや細菌を洗い流し、最近の増殖を抑制してくれます。その結果、悪臭ガスの生成を抑えることができるため、口臭予防にもつながるのです。

2.食べ物がおいしいと感じることができる

美味しく食事を取る男性

人間が「酸っぱい」「甘い」「しょっぱい」「苦い」などの味覚を感じることができるのは、実は唾液のおかげです。
食べ物に含まれる甘味や酸味などの味物質は、唾液に溶け込むことで味覚を感じる味蕾に届けられています。口の中の唾液が少なければ、美味しく食事をとることができないのです。

3.食べ物が飲み込みやすくなる

食べ物が飲み込めるのは、唾液が食べ物を湿らせて適度な大きさの柔らかな塊にしてくれるからです。唾液が食べ物を飲み込みやすくしてくれるおかげで、水分が少ない食べ物もスムーズに食べることができます。

4.虫歯を予防できる

虫歯の無いキレイな歯

食後の口の中は酸性に傾きやすく、口内が酸性になると虫歯になりやすくなります。唾液には口内を中性に保とうとする作用があるので、酸性に傾いた口腔内を中性に戻すことができます。
また、細菌を洗い流す作用もあるので、細菌の増殖を抑え、虫歯を予防することができます。

5.胃腸に負担がかからない

唾液に含まれる酵素のひとつにアミラーゼという消化酵素があります。アミラーゼはでんぷんなどの糖質を分解する消化酵素で、胃腸に負担がかからないよう消化を助けてくれます

唾液をサラサラにする方法

漿液性唾液の分泌量は、加齢や水分不足などの様々な理由で減ってしまいます。
唾液をサラサラにするにはどのような方法が効果的なのか、日頃から行える5つの習慣をご紹介します。お口のネバつきが気になる方、ドライマウスの方は積極的に取り入れてみましょう。

1.こまめな水分補給

水分補給をする男性

唾液の主な成分は水分なので、水分補給は欠かせません。水分補給をすると口の中の乾燥を防ぐことができ、唾液の分泌量が増えます。

お茶やコーヒー、ジュースでも水分補給ができると思っている方は多いでしょう。しかし、お茶やコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、唾液の分泌を抑制します。また、ジュースは口内が酸性に傾きやすくなります。
そのため、水分補給を行うのであれば、水や白湯を選ぶのがおすすめです。

2.噛む回数を増やす

スパゲッティやハンバーグなど、現代人は顎を使わない柔らかい食べ物を食べるようになったために、噛む回数が減少していると言われています。
噛むことは顎を動かし、耳下腺を刺激して唾液の分泌量を増やします。結果、唾液と食べ物がよく混ざり、口の中に残る食べカスを減らすこともできます。1口につき30回を目安に、よく噛んで食べる習慣を身につけましょう。

また、噛む回数を増やすには、意識的に噛む回数を増やすほか、噛みごたえのある食品を選ぶというのもよい方法でしょう。

3.耳下腺をマッサージする

漿液性唾液を多く分泌しているのは耳下腺です。耳下腺をマッサージし、サラサラの唾液を増やしましょう。耳下腺は上の奥歯の少し上あたり、耳たぶと鼻先を結んだ線の間に位置し、左右にあります。

  • 人差し指から小指までの4本を左右の耳下腺に置く
  • 優しくグルグルと5~10回ほど回す

なお、耳下腺マッサージは唾液の分泌量を増やすのにとても効果的ですが、口腔がんや喉頭がんの治療を行った後、血栓症、動脈硬化、不整脈のある方が行うと、身体に問題が生じる可能性が高いためマッサージは避けましょう。

4.舌の体操をする

舌体操には口を開けて行うものと閉じて行うものがありますが、今回は口を閉じてできる舌体操を紹介します。舌体操では、舌を大きく動かすことがポイントです。耳下腺マッサージと合わせて行うとより効果が期待できます。

  • 口を閉じて舌で左右の頬を内側から押すように突き出す
  • 歯をなぞるように右回し・左回しをそれぞれ数回行う

5.リラックスする

リラックスをする男性

リラックスすると副交感神経が優位になり、サラサラとした漿液性唾液の分泌が促されます。
反対に、ストレスが溜まった状態では交感神経の働きが活発になるために、粘液性唾液の分泌が増え、口の中がネバついてしまいます。

ふと口の中のネバつきが気になった際には、ゆっくりと深呼吸やストレッチをするなどして、心と身体をリラックスさせてサラサラの唾液を分泌させましょう。

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