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    納豆の臭いを消すための口臭ケア/におい成分の体臭への影響

    納豆の臭いを消すための口臭ケア/におい成分の体臭への影響

    納豆を食べた後の臭いが気になる人に!なっとうの口臭を消す方法や体臭への影響、アンモニアなどのニオイ成分などを詳しくご紹介していきます。

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  • 更新日:2016年01月26日

納豆の臭いの原因や消臭方法。健康にいい食べ方とは?

納豆は健康に良い」というイメージを持っている人は多いでしょう。しかしその一方で、「納豆=臭い」というイメージを持っている人も同様に多いのではないでしょうか。
納豆が敬遠される理由となっている臭いの原因や臭いの消し方、そして健康に役立つ食べ方とはどういうものなのでしょうか?

納豆はなぜクサい?

納豆は一般的な食品であり、健康的な食品の代表格と言えるでしょう。納豆を「毎日食べるほど大好き」という人も多いですが、一方で臭いが苦手という人も少なくありません。
納豆の独特な臭いの原因は何なのでしょうか。

納豆のにおいの成分

納豆のにおいの成分

納豆は大豆に「納豆菌」を植えつけ、発酵させて作ります。納豆の臭いの原因は、この納豆菌が生み出す成分によるものです。
納豆を発酵させる時に、68種類ものにおい成分が作られるのですが、特にアンモニアやピラジン類、低級分岐脂肪酸などが独特なにおいの原因になっています。

アンモニアは、言わずと知れた悪臭の成分ですが、納豆を食べてもアンモニアのにおいを感じることがないかもしれません。発酵が進みすぎた納豆は、アンモニアの刺激のある臭いが発生するようになります。
また、低級分岐脂肪酸はあまり聞きなれない成分だと思いますが、納豆を食べた後に残る臭いは、この低級分岐脂肪酸によるものです。臭いがとても強いのも特徴です。
ピラジン類は、納豆に限らずアーモンド・パンなどさまざまな食品に含まれています。納豆の香ばしさは、この成分によるものです。

納豆を食べた後の口の臭い

納豆を食べた後の口の臭い

上述の通り、納豆にはさまざまな臭い成分が含まれていて独特の臭いを持っていますが、食べた後にも口に臭いが残ります。その臭いが気になって、「どのタイミングで食べたら良いの?」と思っている人も多いでしょう。「朝食時に食べたいけれど、臭いが心配だから夕食時に食べている」という人も多いようです。
納豆を食べた後の気になる口臭の原因は、主に以下の二つが挙げられます。

納豆の食べかすが口の中に付着している

納豆はご存知のとおり、強い粘り気を持っているため、食べた後もネバネバした感じが口の中に残りやすいです。このネバネバをそのままにしていたら、納豆のにおいを口から発してしまうでしょう。

納豆による口臭を消す方法

納豆による口臭の原因は上記の二つのパターンが想定されます。
以下にそれぞれのパターンに応じたにおいの消し方を整理します。

口に残ったネバネバを無くして口臭を防ぐ

納豆による口臭を消す方法

納豆を食べた後に何となく残るネバネバ。歯磨きをしたり、口をゆすいだり、水分を摂取したりすることで、このネバネバを少しでも口の中から取り除くことができるでしょう。
外出先などで十分なケアができない場合には、ガムやタブレットなどによって臭いを軽減するといった手段も効果的だと考えられます。

納豆で口臭改善!?

ここまで述べてきたとおり、納豆には「クサい」というイメージがつきまとっていることは否定できません。しかし、臭いの原因と考えられている納豆ですが、口臭対策に役立つ食品でもあるのです。

納豆菌のはたらき

納豆菌のはたらき

納豆には、「オリゴ糖」と「食物繊維」が豊富に含まれています。これらは腸内の「善玉菌」を増加させる働きがあることがわかっており、善玉菌は腸内の健康を保つという大切な役割を担っています。

納豆菌はこの善玉菌の一つであり、下痢や便秘を引き起こす「悪玉菌」を退治してくれます。つまり、納豆を食べることによって、腸内環境を整えることとなり、特に便秘が原因となるひどい口臭を抑えることにつながるということになるわけです。
また、口臭予防だけでなく、美容や健康にも良い効果をもたらしてくれると言えるでしょう。

効果的な食べ方は?

納豆はいつ食べても健康や美容、口臭予防に効果が期待できると言えますが、さらに効果を高めたい場合には次のような食べ方をすると良いでしょう。
もちろん、得たい効果によって食べ方は異なると言えます。自分に合った食べ方を見つけられると良いですね!

納豆にめかぶをプラス!「めかぶ納豆」とは!?

納豆にめかぶをプラス!

「めかぶ」は、わかめの根元部分ですが、食物繊維の一種であるフコイダンやアルギン酸、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富で、腸内環境を整えて活性化させるはたらきがあります。腸内環境が良くなることによって、肌荒れ、口臭・体臭にも効くとされています。

めかぶを納豆に加えて「めかぶ納豆」として食べることで、納豆とめかぶの優れた効果が得られ、腸を健康に保ち、血液の状態、肝機能の改善、ダイエットなどに役立てることができるでしょう。

ただし、善玉菌である納豆菌は、腸内においては1日程度しか定着できないといわれているため、健康な腸内環境を維持していくためには、毎日食べることが望ましいと考えられています。

めかぶ納豆の作り方

混ぜた納豆に好みの量のめかぶを入れて混ぜ合わせます。これだけで完成です。
めかぶはお好みで、カットしても良いでしょう。

においが苦手、気になる人におすすめ納豆

においが苦手、気になる人におすすめ納豆

繰り返しとなりますが、納豆が健康に良い食品だということは広く理解されていますが、においが気になるので控えている、あるいは納豆そのものが持つにおいが苦手、という人も少なくないでしょう。

納豆のにおい成分のうち、食べた後に残る臭いの成分であり、強い臭い成分でもある「低級分岐脂肪酸」を発生させない納豆も販売されています。
仕事に出かける前にも食べられる」「子供が納豆嫌いを克服した」といった声も多いようで、大ヒットとなっているようです。

納豆のにおいが気になっている人や食べるタイミングに困っている人は、ぜひにおいが少ない納豆を試してみてくださいね!

「納豆で体臭が強くなる」は誤解!?

納豆を食べると口だけでなく体臭を強くしてしまう…と勘違いしている人も少なくないようです。しかしその反対で、納豆は便秘や腸内環境が原因で起こる体臭を予防するなど、口臭だけでなく体臭の予防にも効果が期待できると言えるでしょう。

体臭が納豆のような臭いになるのはどうして?

「体から納豆の臭いがする」という悩みを抱えている人も少なくありません。しかし、それは納豆を食べたこととは関係ないと言えるでしょう。

汗をかいた後に雑菌が繁殖したりして、納豆のような臭いを発する場合もあります。「靴の臭いが納豆のような臭いになった」という経験をしたことのある人も多いはず!?
汗をかいたままの状態で蒸れたりすることで、納豆のような臭いを発する場合もあるのです。汗をかいた後の対策を徹底することが大切でしょう。

臭いの感じ方はさまざまですが、病気が原因で体臭が強くなる場合もあるため、十分なケアを行ってもにおいが改善されない場合には、専門家に相談することも必要でしょう。臭いが病気のサインかもしれないのです。

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