マスクが臭い!においの原因/対策/口臭との関係
近年は、風邪やインフルエンザが流行する時期、花粉が飛散する時期、マスクが大活躍するかと思います。花粉が飛ぶ時期はマスクがなければ外出できないという人も少なくないでしょう。近年は、さまざまな機能・デザインの商品が出回っています。
しかし、マスクをつけていて「マスクが臭くなる」と感じたことはないでしょうか。なぜマスクが臭くなってしまうのでしょうか。
マスクが臭くなる主な原因
自分が使っているマスクが臭くなると感じた経験はありませんか?実は、使っているうちにマスクが臭くなると感じている人は多くいます。
そして、その原因は一つではありません。マスクが臭くなることで、口や唾液が臭くなっていることに気付く人もいるでしょう。自分のニオイは気付くのは難しいですから、ひどい口臭であっても自覚のない人は少なくありません。
周囲に気付かれかねない何らかのニオイを、マスクが知らせてくれているかもしれません。
1.細菌やウィルスの繁殖
マスクは、風邪やインフルエンザなどにかからないようにするための感染予防の効果とともに、自分が感染した菌を外部にまき散らさないようにする効果があります。
くしゃみや咳などで出た細菌はマスクに付着しますが、長く同じマスクを付けていると、細菌が繁殖しやすい湿度・温度の高い状態になるため、マスク内で付着した細菌が繁殖してしまいます。
マスクに付着した細菌が繁殖し、イヤなニオイを出すため、マスクが臭くなってしまうのです。
2.唾液臭
肌などについた唾液が乾燥して、臭くなることがあります。これは、唾液の中に含まれている細菌が原因で起こります。唾液中の細菌が、ニオイの原因となる物質を作り出してしまうのです。
唾液の質も関係してくるため個人差が大きいと言えますが、唾液の中に高い割合で細菌が含まれていたりすると、その分ニオイも強くなるでしょう。
これは、マスク内でも起こります。咳やくしゃみによってマスクに唾液が付着することがありますが、その唾液内の細菌がニオイを放出してしまうのです。
3.口臭
マスクのにおいの原因は自分の口臭である場合も否定できません。口臭は自分では気付きにくいため、自分の口臭の強さに気付いていない人も多いです。でも、もしかしたら、マスク内にこもったニオイが、普段の自分の口のにおいかもしれないのです。
自分の吐き出した息のニオイを嗅ぐことは少ないかもしれません。しかし、マスク内では自分の吐き出した息のニオイを嗅ぎ確認することができます。
口臭に気付いていないのは自分だけ…ということもあるかもしれません。指摘されたりする前に、口臭対策を講じることをおすすめします。
4.マスクの素材・加工によるにおい
近年は、さまざまな種類のマスクが販売され、素材や品質によっては独特のにおいがするものもあります。
中には、酢酸で殺菌しているものもあり、消毒液のようなにおいを感じることもあるようです。自分が苦手なニオイである場合、マスクがくさいと感じるかもしれません。
しかし、つけたばかりのマスクのニオイは、マスクそのもののニオイと捉え良いでしょう。違う種類のマスクを試してみると良いかもしれません。
マスクのにおいを防ぐ方法
どうしてもマスクの装着は必要、でも毎回イヤなにおいを我慢するのは大変です。
マスクのイヤなにおいを防ぐ方法を以下に5つ紹介します。
1.まめに交換
当然ですが、同じマスクを長い時間使えば菌が繁殖しやすくなります。唾液も多く付着して、においが強くなりやすくなってしまいます。咳やくしゃみの頻度によっても違ってきますが、ニオイが気になる場合には「1日1枚」などと決めずに、まめに交換すると良いでしょう。
2.アロマスプレーなどを利用
香りのいいアロマスプレーなどをマスクの外側に吹き付けることも効果的です。アロマの香りによってイヤなにおいが気にならなくなり、また、抗菌、抗ウィルス効果のあるアロマオイルを使用すれば、予防効果にもつながるでしょう。
近年は、マスク専用のスプレーが販売されていますが、香水などで代用している人も多いようです。
3.ガーゼなどを挟み込む
マスクに内側にガーゼやキッチンペーパーなどを挟み込みます。においを感じ始めたら、これらだけを新しいものと交換します。これならニオイはそれほど気になりませんし、マスク自体の交換が少なくてすむので経済的でもあります。
4.気になる臭いを防ぐ加工がしてあるマスクを選ぶ
近年は、いろいろな種類のマスクが販売されており、その品質もまちまちですし、そのマスクによって特徴があります。
マスクのニオイが気にならないように、活性炭やチタンなどが活用されている商品もあります。パッケージに、「マスクのにおいが気にならない」などと表示されているものもあるので、商品の特徴を確認して選ぶというのも良いでしょう。
5.極力鼻呼吸を心がける
唾液がにおいの原因であるならば、唾液ができるだけ付着しないように鼻呼吸を心がけましょう。風邪などで鼻が詰まった状態であれば仕方ありませんが、ニオイの原因の唾液の付着を防ぐことによって、ニオイ軽減につながるとされています。
口臭が気になる人のマスクの効果
口臭が気になるから…とマスクを着用する人も多くいます。マスクで口臭を抑えて、周囲に気付かれないようにしたいという人も多いでしょう。
しかし、マスクで口臭を防ぐことができるのでしょうか。
マスクで口臭は防げる?
さまざまなマスクがありますから、口臭をより効果的に防ぐならば、フィットするマスクを選ぶ必要があるでしょう。
もちろん、口臭の強さなどによっても異なりますが、マスクで口臭を防ぎ、周囲に気付かれないようにすることは可能でしょう。
しかし、これは周囲への対策でしかなりません。口臭自体は改善されるわけではありませんから、口臭の原因に応じた対策が必要になるでしょう。
口臭の原因に全身疾患が関わっている場合も
口臭の原因はさまざまであり、虫歯や歯周病、舌苔など口の中に原因がある場合、割合としては低いですが全身疾患が原因となっている場合があります。マスクなしでも口臭を気にせずいられるよう、まずは口臭の原因を明確にし、適切な口臭対策を行うことが大切です。
マスクを使って口臭チェック!手軽な口の臭いの確認方法
嗅覚は順応しやすいため、口臭が強くても自分では気付かないケースが多いようです。そのため、ひどい口臭でありながら、自分は気付いていない…ということも起こり得るのです。
といっても、誰にでも多少なりとも口臭はあるものです。そのため、必要以上に気にすることはありませんが、自分の口臭が気になるという人のために、マスクを使った口臭のチェック方法をご紹介します。
必要なもの
市販されているマスクで、鼻から口までを覆うことができるサイズのもの。
手順
- 鼻と口を覆うようにマスクを装着します。
- 1分程度息を鼻からすって口から吐くように呼吸します。
- マスクの中のニオイ(口臭)を自分で確認します。
いかがでしょうか?マスクの中はある程度密閉された状態なので、マスク内のにおいはまさに自分の口臭、他人が感じているにおいと言えます。
もし、不快なにおいを感じたなら、早めに対策を取ることが大切でしょう。
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