歯磨き後はマウスウォッシュで口臭を完全ブロック!
朝起きた時や、ニンニク料理を食べた後など、歯磨きをしても口の臭いが気になる時ってありますよね。そんな時に使えるのがマウスウォッシュです。マウスウォッシュを使ってスマートに口臭をコントロールしましょう。
マウスウォッシュで効果的に口臭を予防する方法
マウスウォッシュで防げる口臭の種類は、食べたものや唾液不足など生理的な口臭の他に、虫歯や歯周病による病的な口臭があります。
自分の症状に合った成分の入ったマウスウォッシュを選ぶことが、効果的な口臭予防につながるでしょう。
マウスウォッシュの選び方
マウスウォッシュには虫歯予防、歯周病予防、口臭予防などの薬効成分が含まれている商品と、そうでない商品があります。薬効成分が含まれている商品の方が効果は期待できますが、その分使い方にも注意しなければなりません。口臭予防に効く成分には下記のようなものがあります。
口臭に効く成分
- 塩化亜鉛
- ポピドンヨード
1.塩化亜鉛
体臭を消すデオドラント剤にも含まれている消臭成分です。歯周病による口臭の原因である硫化水素、メチルメルカプタンン、ジメチルサルファイドなどの揮発性硫化物(硫黄のような臭いにおいのガス)の産生を抑制させることが証明されています。
2.ポピドンヨード
ポピドンヨードは風邪予防でうがいなどに使う、「イソジン」の成分です。口の中の細菌を殺菌し、うがいで口の中の洗浄することによって、口臭予防に効果が期待できます。
口臭予防におすすめのマウスウォッシュ
数多くあるマウスウォッシュの中から、歯科医院でも使用されている口臭予防に役立つ商品をご紹介します。
リステリン
市販されているマウスウォッシュの中で最もオーソドックスですが、殺菌効果があり口臭予防に役立ちます。
いろいろ種類があるので迷ってしまう人も多いと思いますが、どれを選んで良いのかわからない場合には「トータルケア」を選ぶと良いでしょう。リステリンの中で特に多くの効果が期待できる商品です。リステリンに含まれているエタノールが気になるという人には、エタノールを含まない「トータルケアゼロ」という商品も販売されています。
「トータルケア」「トータルケアゼロ」のいずれも、薬用成分塩化亜鉛などが含まれています。また、シネオールはエッセンシャルオイルの一種でユーカリの精油に含まれており、清涼感をもたらします。
しかし、他のマウスウォッシュに比べて刺激が強いです。刺激に弱いという人や、歯肉に炎症が起きている人は使用を控えた方が良いでしょう。
コンクールF
歯科医院でしか買えない「歯科医院専売品」のマウスウォッシュです。
高い殺菌作用を持つグルコン酸クロルヘキシジンが配合されているため、口臭だけでなく歯周病や虫歯の予防に効果的です。また、消炎作用のあるグリチルリチン酸アンモニウムを含むため、歯肉の炎症改善も期待できます。殺菌効果の高さ、浸透
使用感はリステリンと比較するとマイルドなので、マウスウォッシュのピリピリとした刺激が苦手な人にもおすすめです。
フッ素配合のマウスウォッシュの効果は?
フッ素(フッ化物)には、再石灰化を促進したり、脱灰(細菌が出す酸によって歯が溶かされる)を予防したり、細菌が歯を酸を作り出すのを抑制するなど、さまざまな効果があります。
フッ素が含まれているマウスウォッシュは、虫歯予防には効果的と言えますが、口臭予防には効果が期待できません。
マウスウォッシュは、目的に合ったものを選ぶ必要があります。「フッ素」と見ると、口の中の健康を増進するイメージが強いですから、ついつい魅力的にうつるかもしれませんが、口臭予防を目的とする場合にはフッ素よりも効果が期待できる成分があるはずです。
自分の口臭原因に合った成分を含むマウスウォッシュを選ぶと良いでしょう。
マウスウォッシュの活用方法
マウスウォッシュによる洗口は、歯磨き粉と同様にあくまで補助的な口腔内の清掃方法です。「マウスウォッシュでブクブクうがいをしたから安心」と思わないで、必ず歯磨きをするようにしましょう。使用回数は1日数回、できれば歯磨きの後に使用するのが理想的です。また、口臭が気になった時に使用するのも良いでしょう。
プラークはマウスウォッシュだけでは除去できない
虫歯や歯周病、口臭などの原因となるプラークは、ネバネバしていて歯ブラシを当てなければ除去できません。「マウスウォッシュを使うからいいや」と、歯磨きが不十分になってしまうのであれば、効果的とは言えません。
しっかりと歯磨きを行い、その上でマウスウォッシュを使用することが、効果的な口臭予防につながるでしょう。
歯磨き前のマウスウォッシュはNG?
洗口剤には、マウスウォッシュ・デンタルリンス・オーラルリンスなど、さまざまな呼び名があります。この他に「液体歯磨き」もあります。
ブラッシング後に使用するものもあれば、歯磨き前に行うもの(液体歯磨き)もあります。洗口剤・液体歯磨きの違いを把握しておくことが大切ですが、使用する前にその商品の使用方法を確認することが大切でしょう。
液体歯磨きは、口をすすいでからブラッシングすることで、その商品の効果を得られます。
歯磨き後に使用することでマウスウォッシュの効果を高められるものも多いですが、似ているようで使用方法・目的の異なる液体歯磨きの場合には、歯磨き前の使用で効果が得られます。
マウスウォッシュを外出先でも使用したい!携帯方法・おすすめ商品
ランチを学校や会社で食べる人も多いはず。外出先でも歯磨きの後にマウスウォッシュでうがいができれば、なお口臭予防に効果的ですよね。
上記のコンクールFは50mlのものであれば手のひらサイズですので携帯することも可能です。コップは携帯歯磨き用のものを使うと便利でしょう。
リステリンは容器が大きく重いので持ち運ぶことは難しいですが、小さめのボトルに小分けすれば外でも使えます。
また、携帯しやすい個包装のマウスウォッシュも販売されているので、上手に活用すると良いでしょう。
ブレスパレット ウォーター エクセレント
1袋ずつ小分けに包装された、携帯用のマウスウォッシュです。殺菌作用などの薬用成分はありませんが、ピーチ・オレンジ・ローズ・ラベンダーのフレーバーでスッキリ爽やかな息にすることができます。良い香りでリラックス効果もあります。
マウスウォッシュを手作りしたいけど…重曹を使ったうがい薬は大丈夫?
最近は重曹(炭酸水素ナトリウム)を用いて、自分でマウスウォッシュを作っている人もいるようです。確かに重曹は、掃除や消臭剤としてよく使われていて、人体にも影響が低いことが知られています。そのため、マウスウォッシュとして使用したら口の中をキレイにできるような気がするかもしれませんね。
重曹を水にとかして行う「重曹うがい」の効果は、口臭の原因によって異なると言えますが、重曹には粘膜の汚れを除去する効果があることから、舌の汚れなどが原因の口臭改善に役立てることができるでしょう。
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