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    ウォーターピック(口腔洗浄器)とは?効果/おすすめ商品

    ウォーターピック(口腔洗浄器)とは?効果/おすすめ商品

    ウォーターピックの効果や使い方、おすすめ商品について詳しく紹介します。ウォーターピックによる膿栓除去の危険性についても触れています。

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  • 更新日:2016年10月11日

ウォーターピックとは?効果・使い方・おすすめ商品

口臭予防や虫歯・歯周病対策としてオーラルケアに力を入れているという方は多いものですが、皆さんは「ウォーターピック(口腔洗浄器)」をご存知でしょうか。

ウォーターピックは、ブラッシングだけでは除去し切れない汚れを落とし、スッキリ感を得られる優れものです。
今回はウォーターピックとはどのようなものか、その効果や使用方法、おすすめ商品4選をご紹介します。今後、ウォーターピックの購入を検討されている方はぜひチェックしてみてください。

ウォーターピックとは?

ウォーターピックは英語で水のつまようじという意味で、歯と歯の間の食べカスや歯垢(プラーク)を水圧により取り除くアイテムです。ジェット水流は洗面所などにこびりついた水垢を洗い落とせるほど強力です。水圧は自分の使い心地に合わせて調整することができますが、メーカーによってもその強さは異なります。

ウォーターピックには様々な形状がありますが、代表的なものに据え置き型と携帯型があります
据え置き型は本体に水を入れるタンクが備わっており、水を放出するノズル部分を手に持って使うタイプのことです。据え置き型は携帯型と比べて水流が強い代わりに、やや場所を取るというデメリットがあります。
携帯型は水を入れるタンクがノズル部と一体型になっているタイプです。携帯型は場所を取らず安価で手に入りますが、据え置き型と比べると水流が弱いといった難点があります。

ウォーターピックの効果

ウォーターピックの最大の特徴は、水の力で口の中の汚れを落とすという点にあります。水流なので、歯ブラシが届きにくい箇所までしっかりと洗浄することができるのです。
ウォーターピックを使用することで、主に以下の2つの効果を得ることができます。

歯垢を除去する

歯垢は口腔内の細菌が集まったものですので、虫歯や歯周病の原因になりやすく、口臭を発生させる元にもなります。
ウォーターピックのジェット水流は、奥歯や歯間部分などの除去しにくい箇所に溜まった歯垢を綺麗に洗い流してくれ、同時に口臭や虫歯・歯周病の予防にもつながります。

歯茎をマッサージする

歯肉のマッサージは歯肉の血行を促進し、歯肉の健康維持に役立ちます。
ウォーターピックから噴射されるジェット水流は、歯や歯肉に当たって汚れを落とします。このとき、歯肉に水流が当たることで刺激され、マッサージ効果をもたらします

ウォーターピックの使用方法

ウォーターピックには様々な形状の製品がありますが、使い方の大きな流れはほぼ同じです。

はじめにタンクに水かぬるま湯を入れ、ノズルを取り付けます。あまり冷たい水を入れると歯にしみることがありますので注意しましょう。
スイッチを入れると水が噴射しますので、ジェット水流が当たる場所や角度を手で調節しながら、歯や歯間部にまんべんなく当たるようにします。

ウォーターピックの使用中は常にジェット水流が噴射されていますので、噴射された水が口から出てくることになります。周囲に水が飛び散らないよう、使い方に慣れるまでは注意が必要です。

口コミで人気のおすすめウォーターピック4選

ウォーターピックは無名のブランドからパナソニックやリコー、オムロンなどの有名ブランドまで、様々なメーカーから販売されています。
その中でも口コミでも人気が高い、高評価のウォーターピックを4商品ご紹介します。

1.パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ61

パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ61

パナソニック「ジェットウォッシャー ドルツEW-DJ61」は、据え置き型のウォーターピックです。大容量のタンクが付いていますので、じっくりと時間をかけてケアしたい人に向いています。
また、水流の強さを無段階で調整できますので、最も自分に合った水流の強さに合わせやすいのもポイントです。

2.パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ51

パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ

パナソニック「ジェットウォッシャー ドルツEW-DJ51」は、携帯型のウォーターピックです。携帯型ならではのコンパクトな設計で、置き場所を取らないことに加えて、防水テスト基準であるIPX7基準(水深1メートルに30分間水に浸けても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)検査をクリアしています。
お風呂で使ったり、タンクを外して水洗いしたりすることもできます。

3.オムロン エレピックHT-J202

オムロン エレピックHT-J202

オムロン「エレピックHT-J202」は、据え置き型のウォーターピックです。ノズルの角度が90度になっているため、歯の裏側などケアしにくい部分も洗浄しやすくなっています。また、ノズルは4色に色分けされたものが4本付属しているので、家族で使いたい場合にも衛生的に利用することができます。

4.リコー DENTREX

リコー DENTREX

1973年よりリコーが販売しているDENTREX(デントレックス)は、据え置き式のウォーターピックです。据え置きタイプですが、タンクを本体に被せることで収納しやすくなっています。
矯正中の歯やインプラントなどのケアのしにくい歯にも使用できます。また、操作性に優れており、ウォーターピック特有の運転音も、従来の機種と比べて静かになるよう改良されています。

ウォーターピックで膿栓除去は危険?

喉の奥には左右に扁桃腺があり、粘膜内に入り込んできた細菌を殺菌して体内への侵入を防いでいます。
扁桃腺の周辺の粘膜には小さな穴がいくつか空いており、細菌の死骸や細菌を退治した後の白血球の死骸、食べかすなどが溜まり、白っぽい小さな玉ができることがあります。これを「膿栓(のうせん)」といます。膿栓は、咳やくしゃみをした拍子に喉の奥から出てくることがあります。

膿栓はもともと身体にとって不必要なものが固まった玉ですので、臭いをかぐとかなりの悪臭がします。このことから、俗に膿栓のことを「臭い玉(くさいだま、においだま)」と呼ぶこともあります。

強い水流により粘膜を傷つけることも…

インターネット上などでは、この膿栓をウォーターピックの水流を利用して除去できるという情報を見かけることがありますが、これは大変危険な行為です。
ウォーターピックはもともと歯や歯肉に水流を当てることを目的として設計されていますので、喉の奥の粘膜に当てることを想定していません。喉の奥の粘膜は非常にデリケートですから、強い水流を当てると粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。くれぐれもウォーターピックで膿栓を除去することはやめましょう。

ウォーターピックの必要性について否定的な意見も…

ウォーターピックの必要性については、歯科医師の間でも意見が分かれる傾向があります。
歯科医師の肯定的な意見としては、「ウォーターピックを歯磨きと併用することによって歯磨きの時間を短縮することができるため、ブラッシングによって必要以上に歯が削れたり歯肉を痛めたりする心配が少なくなる」といったものです。

これに対して、ウォーターピックに対し否定的な考えを持つ歯科医師も少なくありません。その理由としては、「口臭や歯周病など、口腔内にトラブルを抱えている人の多くは歯磨きの仕方を改善する必要があり、歯磨き以外の方法に頼るのは問題の解決法にならない」といったことが挙げられます。

ブラッシングなどの基本的なケアも大切です

ウォーターピックは優れた洗浄能力を持っていますが、ウォーターピックの使用だけでオーラルケアが完璧に事足りるというわけではありません。まずはオーラルケアの基本となる歯ブラシによる歯磨きをきちんと行い、歯間ブラシやデンタルフロスといった部分ケアも行いながら必要に応じてウォーターピックを併用するといったように、上手にオーラルケアに取り入れていくことが大切と言えるでしょう。

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