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    酸っぱい口臭は病気が原因?主な4つの原因と対策方法

    酸っぱい口臭は病気が原因?主な4つの原因と対策方法

    口臭が酸っぱいという経験はありませんか?もしかしたら、口の臭いが糖尿病など病気のサインかもしれません!すっぱい口臭の原因や対策を確認しておきましょう。

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  • 更新日:2016年01月29日

酸っぱい口臭を見逃さないで!病気のサインかも?

お口がクサイ、というのは老若男女誰しも経験があるはずです。例えば、朝起きた時は口の中が乾いているので細菌が繁殖して臭いがきつくなりますし、ごはんを食べた後そのままにしておけば食べカスやそれを餌にする菌によってやはり臭くなります。

でも、クサイだけではなく「酸っぱい」臭いだとしたら、ちょっと注意してください。もしかしたら糖尿病などの可能性があるかもしれません。

口臭が酸っぱくなる原因

そもそもどうして口臭が酸っぱくなるのでしょうか?原因を大きく分けると次の4つになります。

酸っぱい口臭の原因

  1. 口腔内の乾燥
  2. 歯磨きをしていない、磨き残しがある
  3. 唾液のpH緩衝作用が低い
  4. 病気の可能性がある

1. 口腔内の乾燥

朝起きた時は口の中が乾いているので細菌が繁殖して臭いがきつい

夜寝ている間は唾液が出にくくなるので、起床時の口は乾燥した状態です。乾燥していると、唾液が流してくれるはずの細菌が居座っているため、クサイ臭いや、時に酸っぱい臭いに感じることがあります。
また、昼ご飯の前や、夕ご飯の前も口腔内は乾燥するので、同様に臭くなることがあります。

2. 歯磨きをしていない、磨き残しがある

歯磨きをし忘れた、あるいは、頑張って歯磨きをしても磨き残しがあった場合、残りの食べカスによって口腔内のpHが酸性に傾きます。そうすると、口臭が酸っぱく感じることがあります。

3. 唾液のpH緩衝作用が低い

唾液には、食べ物などによって酸性に傾いた口腔内のpHを中和させて中性に戻す作用があります。この中和作用が加齢や薬物によって低下してしまうと、口腔内が酸性のままになってしまい、酸っぱい臭いになることがあります。

4. 病気の可能性がある

病気の可能性がある

口が乾いておらず、ちゃんと歯磨きもしているのに酸っぱい臭いがあるとしたら、ひょっとすると糖尿病かもしれません。糖尿病になるとケトン体という物質が産生され、ケトン体中のアセトンという物質から甘酸っぱい臭いが漂うことがあります。口臭だけでなく、全身から臭うこともあります。

酸っぱい口臭と糖尿病の対策方法

酸っぱい口臭と糖尿病の対策方法

では、どうしたら酸っぱい口臭を予防することができるのでしょうか。上記の1~3の原因は主に唾液が原因ですから、普段からちゃんと歯磨きをして口腔ケアを欠かさずにいれば改善されるはずです。
しかし、4の糖尿病の場合は根本の原因である糖尿病を治さなければ改善は望めません。

糖尿病に気づくには

糖尿病は放置しておくと、最悪の場合、失明足の小指の壊疽などが生じることもある危険な病気ですが、糖尿病特有の症状ではないために、気付くのが遅れてしまう場合もあります。

糖尿病を見逃さず、早期発見・早期治療につなげるためには、定期的に健康診断を受けておくことが必要でしょう。自覚症状としては下記のようなものがあります。当てはまる症状が多くある場合には、早めの受診をお勧めします。

糖尿病の症状

  1. 身体がだるい
  2. よく口が乾く
  3. 頻尿である
  4. 体重の減少
  5. 甘酸っぱい口臭、体臭

酸っぱい口臭は進行した糖尿病で出現することが多いので、もしこれらの症状に加えて出現した場合は必ず早めに病院で診てもらいましょう。

糖尿病かな!?と思ったら…病院は何科を受診したら良い?

糖尿病かな!?と思ったら…病院は内科

糖尿病の専門医がいる病院もありますが、基本的に内科を受診すると良いでしょう。検査を行い、糖尿病と診断された場合には、血糖値のコントロールしていく必要があります。

糖尿病の診断に必要な検査は数種類ありますが、空腹時の血糖値を測定する検査もあるため、受診する際には事前に連絡しておくと安心でしょう。

ダイエットで口臭が酸っぱくなる!?ダイエット臭とは?

低栄養の状態でも口臭が酸っぱくなることがあります。例えば、過度なダイエットをしている時に口臭や全身から甘酸っぱい臭いを感じたことはありませんか?本人が自覚していなくても、周りの人は気づいているかもしれません。この酸っぱい臭いを近年では「ダイエット臭」と呼ぶことがあります。

ダイエット臭と糖尿病の臭いの元は同じ

ダイエット臭と糖尿病の臭いの元は同じ

運動せずにダイエットをすると、最初に減るのが筋肉です。筋肉を分解して、身体が不足したエネルギーを補おうとするのです。更にダイエットを続けると、脂肪が分解されます。この際に生じるのが「ケトン体」。そう、糖尿病と同じ物質が産生されるのです。
糖質を制限するダイエットが流行したこともありますが、糖質制限を行うダイエットの場合は特に注意が必要でしょう。

せっかく痩せて綺麗になっても、太った糖尿病のおじさんと同じ臭いでは困りますよね。しかも筋肉量が落ちてしまえば、リバウンドの可能性が大きくなります。過度なダイエットは避け、バランスの良い食事と運動を心がけましょう。

幼児や赤ちゃんの口臭が酸っぱくなる原因

幼児や赤ちゃんの口臭が酸っぱくなる原因

大人だけでなく、かわいい子供や赤ちゃんの口が酸っぱい臭いになってしまうことがあります。大抵は大人と同じで、口が乾燥していることや歯磨きがきちんと出来ていないことが原因です。

1.口呼吸していないか

口が乾燥している時は、口呼吸になっていないかチェックしてあげてください。鼻で呼吸せず口で呼吸ばかりしていると、歯並びが悪くなることがあります。矯正が必要になる前に正しい呼吸法を身に付けさせてあげましょう。

また、口呼吸は口臭を強くするだけでなく、虫歯や風邪などにかかりやすくなります。早めの対策をおすすめします。

2.歯磨きがちゃんとできているか

ごはんを食べた後、ずっと放っておくと食べカスの影響で口臭が酸っぱくなることがあります。食べたら歯を磨く習慣を身に付けさせることが大切でしょう。
大きくなって自分で磨けるようになっても、ある程度の年齢になり正しく磨けるようになるまでは、大人が仕上げ磨きを行ってあげてください。

3.1型糖尿病の可能性

ごく稀に重篤な疾患である「1型糖尿病」の可能性があります。糖尿病には1型2型があり、肥満や運動不足などの原因があり主に大人に発症するのが2型、原因は無く子供や若者に発症するのが1型です。
吐く息に微量に含まれるアセトンの臭いから、1型糖尿病を早期に発見できるという報告があります。
しかし1年間に発症する人数は10万人あたり1~2人と非常に少ないですから、まずは呼吸法と歯磨きをチェックしてください。

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