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    水分不足による症状/めまいや吐き気だけでなく口臭にも!

    水分不足による症状/めまいや吐き気だけでなく口臭にも!

    水分不足の症状はめまいや吐き気、頭痛に限らず、口臭にも影響します。赤ちゃんや高齢者の方は自覚しにくいため、特に注意が必要です。

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  • 更新日:2016年04月18日

水分不足による症状/口臭にも影響する?

成人においては身体の約6割、生まれたばかりの赤ちゃんにおいては約8割が、水分で構成されています。
生命や健康の源であり、人の身体になくてはならない水分ですが、水分不足に陥ると身体には様々な症状が引き起こされます。水分が担う役割と水分不足による症状を知り、水分補給を上手に行ってそれらのトラブルを予防・解消しましょう。

水分(体液)が担う3つの役割

水分(体液)が持つ役割には、大きく分類して主に3つの働きが挙げられます。

1.栄養素や酸素を運ぶ

栄養や酸素を運ぶ血液

体に取り込まれた水分(体液)は、細胞の内側にある細胞内液と外側にある細胞外液の2つに分けられます。体液の約3分の2は細胞内液が占めており、体内に取り込まれた食べ物や飲み物などの栄養素は、細胞内液と細胞外液を行き来して全身を循環しています。

体液のひとつとして血液が挙げられますが、血液は赤血球や白血球、血小板の細胞成分、液体成分である血漿から成っています。血漿は細胞外液で、体内に取り込まれた酸素や栄養素を体の隅々まで運んでいます。細胞内液は細胞外液によって運ばれた酸素や栄養素で満たされると、それによって生命の維持活動を行っています。

2.老廃物を排出する

酸素や栄養素が細胞内液に届けられ、細胞が活発に働くと、老廃物や二酸化炭素が出されます。排出された老廃物や二酸化炭素は、届けられたルートとは違う別ルートで血漿が運んでいきます。
二酸化炭素は肺から呼吸として吐き出され、老廃物は腎臓へ集められて大量の水と一緒にろ過され、尿として排泄されます。

3.体温を調節する

体温調節は生命の維持活動において非常に大切です。人間の平熱は約35~37度で、2度でも上がると体調不良となり、最悪の場合は命にかかわることもあります。
夏など外気温が高いときや運動後は、汗をかくことで自然と体温調節が行われています。99%が水分である汗は、皮膚から蒸発するときに熱を放出し、体温の上昇を防いでくれているのです。

水分不足で起こる4つの症状

水分不足によって体液の役割が果たされなくなると、身体に様々な症状が現れます。以下に水分不足の症状をご紹介します。

1.血流が悪くなる

水分不足で血流が悪くなると、粘度が高い「ドロドロ血」になります。これは血漿の水分の割合に対し、赤血球や白血球、血小板が増加することが原因です。粘度が高い血液では酸素や栄養素、老廃物などを運ぶことができないため、細胞が活発に働かなくなります。
また、血管が詰まることで起こる心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気につながる可能性もあります。

2.低血圧

血圧は血液量の影響を受けます。水分不足で血液量が少ないと、血管内の圧力が下がり低血圧を引き起こします。低血圧になるとふらつきやめまい、起床時のだるさ、肩こりや便秘などの様々な症状が現れます。

3.尿の異常

体内の水分量が減少すると排泄される量は減少し、老廃物が溜まりやすくなります。その結果、むくみや疲れが現れるほか、尿として排泄されるべき細菌が体内に残ることで、膀胱や尿路に炎症が起きることがあります。
尿が濃い黄色で泡立っている場合、水分不足により尿の量が減っている可能性があるので注意が必要です。

4.脱水症状

脱水症状で倒れる男性

水分不足と聞いて真っ先に浮かぶのは脱水症状ではないでしょうか。脱水症状は、体内に取り込まれた水分が外に排出する水分より少ないために起こります。このとき、水分と共にナトリウム等のミネラルも排出されるため、体の機能に支障が現れます。
脱水量が10%以上と重度のケースになると、命に危険が及ぶ場合もあるため、軽度の症状が出た時点で早めに水分補給を行うことが肝心です。

軽度

  • めまい
  • ふらつき
  • のどの渇き

中程度

  • 口腔内の強い渇き
  • 吐き気、嘔吐
  • 頭痛
  • 尿量・唾液の減少

重度

  • 痙攣
  • 意識障害
  • 錯覚や幻覚・昏睡 など

特に、加齢と共に体内の水分量が減少している高齢者や、汗をかきやすいために水分不足になる赤ちゃん、年齢の低い子供は水分不足であることに気づきにくいため、周囲の方が注意して様子を見てあげる必要があります。

水分不足は口臭にも影響が!水分補給の重要性

実は、水分不足になると口臭にも影響が及びます。その原因は、水分不足が口の中の乾燥や唾液の分泌量の減少を招くためです。
水分補給をしっかりと行うことで口臭が改善されるメカニズムは以下の通りです。

1.唾液の水分となる

99%以上が水分から成る唾液は、口内を殺菌・消毒して口腔内を清潔に保つ役割を担っています。唾液の分泌量が多くなると、口臭を予防する効果も高くなりますが、消臭力の高い唾液は水気が多く、サラサラしていなければいけません。そこで欠かせないのが唾液を作る素である体内の水分です。
水分が不足した体内では消臭力の高い唾液を作ることはできないため、こまめな水分補給が重要となります。

2.臭いの原因が薄まる

口臭の原因は口の中だけにあるとは限りません。胃腸で臭いの原因となる物質やガスが発生し、その臭いが肺に取り込まれ、呼吸として吐き出されることでも口臭が強くなることがあります。水分補給を行うと、胃腸で発生する臭いの原因物質が水で薄まり、口臭が弱まる効果が期待できます。
ただし、あまりにも頻繁な水分補給は唾液が薄まる場合があるため、あくまでも適量を心掛けることが大切です。

3.食べカスなどの汚れを洗い流す

食べ物のカスが口内に残っていると、それを餌に口内細菌が増殖し、舌の表面の舌苔で悪臭ガスであるVSC(揮発性硫黄化合物)が発生して口臭が強くなります。唾液に含まれる水分は、口内に残った食べ物のカスや口の中の細菌を洗い流してくれ、口臭を予防してくれます。

水分不足にならないために!水分補給の量とタイミングは?

水分不足を解消しようと、やみくもに水分補給をしても身体に負担をかける可能性もありますし、十分だろうと思って摂取していた水分量が全く足りていないこともあります。
水分不足の症状を防ぐためのポイントをご紹介します。

厚生労働省が推進する水分補給量とタイミング

水分補給をする男性

厚生労働省は「健康のため水を飲もう」推進運動を行っており、一日の必要な水分補給量や水分補給のタイミングを示しています。
私たちの身体は一日に2.5リットルの水分を失っており、これは運動などをしなくても自然に失われていく水分量です。食事中に含まれる水分が1.0リットル、体内で作られる水分は0.3リットルなので、飲み物から摂取する水分量としては1.2リットルが必要となります。

特に入浴後と起床時の水分補給が大切

人は運動中以外でも入浴中や就寝中に汗をかいているため、厚生労働省は特に入浴後と起床時の水分補給を推奨しています。こまめな水分補給で1.2リットルの適正量を摂取するのに加え、「目覚めの1杯」「寝る前の1杯」の、さらにコップ2杯の水分補給を習慣づけるとよいでしょう。

冬の水分補給も忘れずに

「冬は汗をかかないから、そこまで積極的に水分補給をしなくても大丈夫だろう」と安心してしまう方も多いのですが、知らず知らずのうちに身体は乾燥して、水分不足に陥っていることがあります。冬の時期も喉の渇きを感じる前に、こまめに水分補給を行いましょう。

また、冬は寒いので暖かい飲み物が欲しくなり、ついついコーヒーやお茶を飲みがちですが、これらを大量に摂取すると、カフェインの利尿作用により却って水分不足になる可能性があります。その他、アルコールも水分補給には適していません。

冬の水分補給には、身体の内側から温めて細胞を活性化してくれる白湯がおすすめです。
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