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    歯茎からの出血が止まらない・痛いのは病気?原因と対処法

    歯茎からの出血が止まらない・痛いのは病気?原因と対処法

    歯茎の出血の原因と治療法、口臭との関係について詳しく紹介します。歯肉から血が出る場合は歯周病のほか、白血病や糖尿病などの重篤な疾患が原因である場合も!

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  • 更新日:2016年08月23日

歯茎から出血が!?その原因と対処法とは?

歯を磨いているときや食事の後など、ふとしたときに歯茎から出血していたという経験はありませんか?
歯茎の出血にはいくつかの原因が挙げられます。特別珍しいことでもないからと楽観視している方は少なくありませんが、中には病気が潜んでいる可能性も考えられますので、くれぐれも注意が必要です。

今回はなぜ歯茎から出血してしまうのか、その原因と対処法、口臭の関係などについて詳しく見ていきましょう。「歯茎から出血するときに痛い」「出血が長引いている」という方はぜひチェックしてみてください。

歯茎から出血するときに考えられる7つの原因と対処法

歯茎から出血する原因とその対処法について、それぞれ触れていきます。

1. 歯周病

歯周病

近年、日本人は歯周病やその一歩手前の歯周炎に罹っている方が増えています。そして、歯茎から出血がある場合、その原因の90%以上は歯周病と言われています。

歯茎から血が出ていたら、まずは出血している部分の歯茎を鏡でよく観察しましょう。歯周病にかかっている歯肉の色は赤色や赤紫色になっていることが多いです。
また、歯茎がぶよぶよと柔らかくなっているように感じる場合も、歯周病の可能性が高いと考えられます。

歯周病は、悪化すると歯を支えている顎の骨を歯周病菌が溶かし、歯がぐらぐらしてきたり、ひどい場合には歯が抜けてしまったりといったことにもつながる病気です。できるだけ早い段階で対処し、悪化しないようにすることが大切です。

対処法は?

歯周病が起こる原因は歯周病菌の増殖によるものです。歯周病菌は酸素を嫌う嫌気性細菌のため、歯と歯の間や歯と歯茎の境目などの歯ブラシが届きにくい部分にたまります。丁寧な歯磨きや歯間ケアによって歯垢をしっかりと落とすことが、歯周病を改善する第一歩となります。

ブラッシングの方法

まず、ブラッシングの仕方です。歯ブラシは力を入れて磨くと毛先が丸まってしまい、磨く力が落ちてしまいます。歯ブラシはペンを持つように軽く持ち、細かく振動させるように動かして歯を磨きます。このとき、歯の裏側や奥歯のような歯ブラシが届きにくいところは、歯ブラシを斜めに立てて当てるようにすると磨きやすくなります。

歯ブラシ・歯磨き粉の選び方

歯ブラシや歯磨き粉の選び方も重要です。歯ブラシのヘッド(ブラシが付いている部分)が小さく、先端が薄くて細いものを選んだほうが、奥歯までしっかりと届きやすくなります。
また、発泡剤が配合されている歯磨き粉で磨くと、泡で歯ブラシが隠れてしまい、どこを磨いているのか分かりにくくなります。鏡で口の中を見ながら、歯ブラシが全ての歯にきちんと当たっているか確かめながら磨くことで、ブラッシングの効果はより高まりますので、できれば泡立ちの少ないものを選ぶことをおすすめします。

ブラッシングで届かない歯間部分は、それぞれ歯と歯の隙間に合わせてデンタルフロスや歯間ブラシでプラークの除去を行いましょう。

抗生物質による治療

既に重度の歯周病となってしまっている場合は、ジスロマックなどの抗生物質を用いた治療を行うこともあります。まずは歯科医院で歯や歯肉の状態を診てもらい、歯科医師や歯科衛生士の指導に従うようにしましょう。

2. 間違った歯磨き方法

使っている歯ブラシの毛が固すぎたり、磨くときの力が強すぎたりすると、歯肉や歯を痛める原因となります。口の中の粘膜はとてもデリケートですので、強い力や刺激が加わると歯茎から出血してしまうことがあります。
また、間違った歯磨きのやり方を続けていると磨き残しが出やすく、歯垢が溜まりやすくなりますので、歯周病のようなトラブルを引き起こす可能性がさらに高まってしまいます。

対処法は?

正しい歯磨き

力を入れて歯を磨くのが癖になってしまっている場合は、歯ブラシの持ち方など、一から見直して改善していきましょう。

歯ブラシは握らずペンを持つような形で、指先で軽く持ちます。ゴシゴシと大きく動かすのではなく、細かく振動させて磨くようにしましょう。

また、歯ブラシの毛についても、固すぎる毛の歯ブラシを使うと、歯茎を痛める原因となります。硬いものほど汚れをよく落とすわけではありません。汚れを落とすのは歯ブラシの毛先部分ですので、毛先が丸まってしまわない程度の力で磨けば、硬い毛の歯ブラシを選ばなくても歯垢をきれいに落とすことは十分可能です

3. ドライマウス

ドライマウスとは、唾液の分泌量が不足しているために口の中が乾燥している状態のことです。

唾液は口の中の汚れを洗い流し、細菌を殺菌する効果がありますので、唾液が減少することで口の中の汚れが残りやすい環境となり、細菌が増えやすくなります
口腔内に汚れがたまったままの状態になっていると、やがて歯茎が炎症を起こし、腫れたり出血したりする原因へとつながります。

対処法は?

唾液が出やすいのは、食事時やリラックスしているときです。ゆっくりよく噛んで食べる習慣を身に付け、十分に唾液が分泌されるようにしましょう。口の中の乾燥が気になるときは、こまめな水分補給やガムを噛むことも有効です。
また、ストレスや不規則な生活習慣、口呼吸の癖などもドライマウスの一因です。適度な運動や食生活の改善を心掛け、口呼吸が癖になってしまっている方は意識して鼻呼吸に改善していきましょう。

4. 喫煙

タバコを吸うと全身の毛細血管が収縮し、血流が悪くなります。歯茎がピンク色に見えるのは歯茎の中に毛細血管があるためですが、毛細血管が収縮することによって歯茎が炎症を起こして腫れやすくなり、出血もしやすくなります。

対処法は?

禁煙

喫煙による口の中のトラブルを解決するためには、やはり禁煙することが最も有効な改善策です。喫煙を続けることのデメリットと禁煙することで得られるメリットの双方を正しく知ることで、禁煙を決意するきっかけとなることもあります。
まずは一日に吸う煙草の本数を減らしたり、禁煙外来を利用したりするなどして、少しずつ禁煙するようにしましょう。

5. 薬の副作用

血圧を下げる降圧剤や、アスピリン・ワーファリンなどの抗凝固剤を服用していると、歯茎から出血する原因となることがあります。

降圧剤を服用することで歯肉は分厚くなり、歯周ポケットも深くなります。歯周ポケットには歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすくなりますので、歯茎の腫れや出血、歯周病の原因にもなります。
また、抗凝固剤は血液の流れをよくするため、歯茎から出血した場合に血が止まりにくくなることがあります。

対処法は?

薬の服用そのものを中止するのが難しい場合が多いはずですので、飲んでいる薬の種類や名前を歯科医師に伝え、相談するようにしましょう。歯磨きのやり方を改善することで、出血を減らすことができる可能性もあります。

6. その他の出血が起こりやすい病気

歯茎からの出血は、可能性としては歯周病による出血というケースが圧倒的に多いのですが、糖尿病や心臓病、癌、白血病といった病気のサインである可能性も絶対にないとは言い切れません。

対処法は?

病気が原因であれば、病気そのものを治療しない限り歯茎からの出血は治まりません。出血がひどく痛みを伴う場合や、歯茎だけではなく全身の変調が気になるような場合は、必ず医師の診察を受けるようにしてください。
日頃から自分の体調の変化に注意し、何らかの異変を感じたらすぐに病院を受診しましょう。

7. 女性ホルモンの働きによるもの

女性ホルモンの働き

妊娠期や月経期、あるいは更年期には、ホルモンバランスの変化に伴い、歯茎に流れている血流が増える場合があります。一過性のこともありますが、こうした時期は歯周病が進みやすい時期です
妊娠期や月経期を終えても、一度歯周病になるとその後も病状の進行は続いていきます。

対処法は?

歯肉が敏感に反応する時期ですので、より念入りなクリーニングが必要です。出血が気になる場合は歯科医師にいま一度歯磨きの仕方をレクチャーしてもらいましょう。

歯茎からの出血は口臭の原因になる?

歯茎から出血がある場合、血液そのものに独特の生臭さがあるので、それが口臭の原因となることがあります。

また、歯周病にかかると歯茎が腫れて出血しやすくなりますが、歯周病が進むと歯周ポケットが深くなり、細菌の死骸や食べカスが歯周ポケットの中で腐敗し、腐敗臭を放ちます。
さらに歯周病が悪化すると、歯周病によって炎症を起こした歯茎から膿が出ることがあります。膿そのものが白血球や細菌の死骸ですので、これも悪臭を放つ原因につながります。

歯茎からの出血のうち、原因の90%は歯周病です。歯茎からの出血がある方は、歯周病による口臭にも注意が必要です。

歯茎からの出血が止まらない場合は早めの病院を!

歯茎が出血する原因の多くが歯周病によるものです。歯周病も悪化すれば歯を失ったり、全身に関わる重篤な病気につながったり可能性もあります。早めに歯科医師の指導を受け、改善していくことが重要です。

また、中には歯茎からの出血が重篤な病気の兆候として表れることもあります。歯茎からの出血が長期間止まらないときや、出血するときに痛い場合、何らかの異常があることが考えられますので、早めに病院へ行くようにしましょう。

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