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    生理中の口臭の原因対策/ホルモンバランスと臭いの関係

    生理中の口臭の原因対策/ホルモンバランスと臭いの関係

    生理中、生臭い口臭に悩まされている女性は多いです。効果的対策でホルモンバランスが原因の口の臭い・体臭を改善しましょう!

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  • 更新日:2016年07月21日

生理中の口臭原因と5つの対策法

「生理中になると口臭が強くなる」というのは、実は珍しいことではありません。多くの助成が生理中や生理前の口の臭いに悩まされているのです。

生理中は心にも体にも、さまざまな症状が現れますが、実はニオイとしても症状が現れるのです。生理やホルモンバランスによって起こる口臭についてご紹介していきます。

生理中に口臭が強くなる原因は?

生理痛がひどい人もいれば、そうでない人もいます。生理中の口臭も同様で、個人差があります。
発する臭いも人によって異なり、「生臭い口臭になる」という人もいますし、「例えようのない独特な臭いになる」という人もいます。口臭の強さも異なります。

また、生理中に口臭が強くなる要因もさまざまで、人によって異なるでしょう。自分の口臭の原因を明確にすることが、効果的な口臭対策につながります。

1.唾液の減少

生理中はホルモンバランスが大きく変化しますが、この変化によって唾液の分泌が抑制される場合があります。女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンがありますが、生理中はエストロゲンの分泌が減少する時期です。エストロゲンの減少によって、唾液の分泌量が減少することで口臭が強くなってしまうのです。
更年期に唾液の分泌量が減少する(ドライマウス)の症状に悩まされる人が多いですが、エストロゲンの減少によるものです。

唾液には、さまざまな働きがありますが、口の中を洗浄する働きや細菌の働きを抑制する働き(抗菌作用)などがあり、口臭を防ぐ効果もあります。そのため、唾液の分泌が減少すると、口の中が不衛生になりやすくニオイが強くなってしまいます

生理中の口臭が、唾液の減少によるものである場合、よく噛んで食べる唾液腺マッサージを行うといった唾液を増やす方法を取り入れると良いでしょう。また、細菌が増えやすい状態であるため、歯磨きを丁寧に行って口の中を清潔にすることも大切です。

2.ストレス

ストレスでイライラする女性

「生理になるとイライラする」という人も少なくないでしょう。また、お腹が痛くなったり、衣服が汚れていないかと気になったり、生理中はさまざまなストレスの要因があると言えます。
ストレスは、唾液の分泌量を減少させたり、免疫力の低下を招いたりするため、口臭の原因となります。

免疫力の低下は腸内環境を悪くするため、口臭が強くなる原因になります。便秘も口臭の原因となりますが、腸に溜まった臭いの原因となる物質は、血液に取り込まれ、体内を巡って呼吸として吐き出されるため口の臭いに影響するのです。

生理中は特にストレスが溜まりやすい時期とも言えるため、リラックスできる時間を作るなど、ストレス対策を行うことが大切でしょう。
また、生理中に限らずストレスは口臭の原因となりやすいため、日頃からストレスを溜めないように心がけると良いでしょう。

3.血行が悪くなる

生理中は体が水分を溜め込みやすく、血行が悪くなりやすい時期です。「生理になるとむくむ」という女性も多いですが、これは生理中に分泌量が多くなるプロゲステロンの働きによるものです。
生理中の血行不良は、口臭が強くなったり、冷えやすくなったり、だるくなったり…と、さまざまな不快症状の原因となりますし、生理痛をひどくする原因にもなります。

生理中は何かと体調が優れませんが、可能であれば軽めの運動を取り入れることで、血液の循環を改善することができます。また、体を冷やすことは血行不良の原因となるため、体を温めたり、薄着をしないようにしたりすることも必要でしょう。
冷たい食べ物・飲み物を多く摂取する人は、体を温めるような食品に変えることも有効です。

また、生理中は歯肉炎が起こりやすい時期ですが、血行不良も炎症を引き起こすリスク因子です。血行を改善することは、生理中の歯肉炎対策にもつながると言えるでしょう。

生理前に口臭が強くなることも…

女性の口臭が強くなりやすいのは、生理中だけでなく生理前も同様です。個人差がありますが、生理前の方が口臭が強くなると感じている人も多いです。

生理中だけでなく、生理前も女性ホルモンは変化しています。そのため、ホルモンバランスによって、生理前にも口臭が強くなる場合があるのです。
生理の1~2週前からさまざまな不快症状が起こる人も多いですが、この生理前の症状を「PMS(月経前症候群)」と呼びますが、その症状は多岐に渡ります。イライラ・頭痛・腹痛・眠気などがよく知られている症状ですが、個人差が大きく、尿が臭くなったり、目が腫れたりといった症状が起こる人もいます。

PMSの症状の中には、口臭の原因となる症状も多くあるため、PMS改善に向けた対策をとることが大切です。

PMSの症状を改善するには?

口臭に限らず、イライラ・腹痛などさまざまな症状に悩まされている人も多いPMS。低用量ピルを取り入れるという改善方法もありますが、ライフスタイルを見直すことで症状を改善できる場合もあります。

ホルモンバランスの乱れを防ぐためにできる5つのこと

女性はホルモンバランスの影響を大きく受けます。心と体の不調原因は、ホルモンバランスが原因となっている場合が多いのです。
口臭対策のためだけでなく、心と体の健康や美容のために、ホルモンバランスを整えることが大切です。

1.バランスのとれた食事

バランスの良い食事を摂る女性

ホルモンバランスに栄養バランスは大きく影響しています。ダイエットや偏食などにより、栄養バランスが乱れている女性は少なくありません。カロリーだけでなく、栄養のバランスを考慮した食生活を心がけることが大切でしょう。

近年は、サプリメントを取り入れている人が多いですが、サプリメントに頼りすぎるのは良くありません基本的に食事で栄養素を摂取するようにすることが大切です。どうしても、不足しやすい栄養素のみサプリメントで補うようにしましょう。

2.質の良い睡眠

睡眠とホルモンバランスは深く関係しています。睡眠の質が悪いと、ホルモン分泌に悪影響を及ぼしてしまうのです。
睡眠の質は、寝る前の過ごし方の影響も大きく受けます。睡眠前の食事や入浴、運動は良くありません。また、寝る前にスマホを見るなど、ブルーライトの刺激を受けることも良くありません。
これらの睡眠の質を下げることは、寝る直前に行うことがないように、早めに行っておくと良いでしょう。

また、ホルモンバランスの乱れが、睡眠の質に影響する場合もあります。悪循環に陥らないためにも、質の良い睡眠を心がけ、ホルモンバランスを整えることが大切です。

3.適度な運動

運動をする女性

適度な運動には、新陳代謝が活発になり血行が良くなるストレスを解消できるといった、さまざまな効果が期待できます。

急に激しい運動をするのは良くありませんが、無理なく続けられる軽い運動を取り入れてみると良いでしょう。ウォーキングなどの有酸素運動は、取り入れやすく負担が少ないためおすすめの運動の一つです。頑張りすぎて三日坊主になるのではなく、自分のペースで楽しんでできる運動を長期的に続けることが大切です。

4.ストレスを溜めない

女性ホルモンは脳の指令によって分泌されるため、ストレスを感じると脳はスムーズに指令を出すことができなくなります。それにより、ホルモンバランスの乱れが生じてしまうため、ホルモンバランスを整えるにはストレス対策が欠かせません

ストレスを解消する方法はさまざまありますが、バランスの良い食事・適度な運動・十分な休息は不可欠です。ストレスを溜めないライフスタイルを心がけ、リラックスできる時間を持つ・自分の好きなことをするといったストレス解消のための時間を作ると良いでしょう
「友人とお酒を飲む」「旅行に行く」なども、ストレス解消につながりますが、普段から取り入れやすい解消方法を見つけておくと良いでしょう。

5.漢方薬を取り入れてみる

漢方薬を飲む女性

生活の改善によってホルモンバランスを整えていけることが望ましいですが、なかなか効果が現れない場合には、ライフスタイルの改善と併せて漢方薬を取り入れるという方法もあるでしょう。

漢方薬は直接女性ホルモンに働きかけるものではなく、自然治癒力を高め、体質を改善するという目的で使用します。そして、副作用が少ないというメリットがあります。

どんな漢方がおすすめ?

ホルモンバランスを整える効果が期待できる漢方薬には、当帰(トウキク)、芍薬(シャクヤク)、川芎(センキュウ)、地黄(ジオウ)などがあります。これらの配合された漢方薬を選ぶと良いでしょう。

ただし、同じ漢方薬を使用しても、効果の出方は人によって違います。自分に合った漢方薬を選ぶことが大切でしょう。「どの漢方薬を選んで良いのかわからない」という人は、漢方薬局や病院で専門医と相談して選ぶと良いです。

生理による体臭への影響は?

ホルモンバランスは体臭にも影響します。そのため、生理前や生理中に体臭がキツクなることもあります。
生理前からホルモンバランスは変化しますが、皮脂腺を刺激するホルモンが多く分泌されると、皮脂の分泌量が増加し体臭の原因となってしまいます。生理前や生理中にニキビができやすくなる人も多いですが、これも皮脂の分泌量増加が原因です。

また、生理中は経血が外気に触れて細菌が増殖すると、臭いが発生しやすくなります。ナプキンはこまめに取り替え、清潔に維持するよう心がけましょう。細菌は高温多湿を好むので、着用する下着・衣服は通気性を考慮すると良いでしょう。

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