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    胃潰瘍の口臭はどんな臭い?胃からくるニオイ予防・治療法

    胃潰瘍の口臭はどんな臭い?胃からくるニオイ予防・治療法

    胃潰瘍で口臭が起こるメカニズムについて詳しく紹介します。胃潰瘍の口臭は生臭いニオイを放つことも。口臭を予防・改善するには病気の治療が優先されます。

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  • 更新日:2016年09月07日

胃潰瘍による口臭の原因と予防法

胃潰瘍は、胃酸と胃を守る粘膜のバランスが崩れ、胃の粘膜が荒れることで深くえぐり取られて潰瘍ができる病気です。

胃潰瘍と口臭は一見すると関係ないように思われますが、実は胃潰瘍が原因で口臭が強くなることがあります。胃潰瘍の症状だけでも辛いのに、その上、口臭まで強くなるなんてますますストレスが溜まる一方ですよね。今回は胃潰瘍が原因の口臭について紹介します。

胃潰瘍の症状

胃潰瘍は治療や日常生活の心掛け次第で改善できる病気です。気が付いたら早めに対策・治療を進めることが口臭予防につながります。
まずは、胃潰瘍の症状をチェックしてみましょう。次のチェックリストに当てはまる方は、胃潰瘍の可能性があります。

胃潰瘍の症状チェックリスト

  • 食事中や食後になると、みぞおち辺りに腹痛がある
  • 胸焼けや酸っぱいゲップ、吐き気を感じることがある
  • 食欲が減退し、体重が減少している
  • 黒っぽい吐血や、便に黒っぽい血が混じっている
  • 腹痛に加え、背中にも痛みを感じる
  • 歯磨きや口臭対策をしても口臭が強い

胃潰瘍の原因

胃潰瘍にはストレスやピロリ菌、薬の副作用や生活習慣など、様々な原因が関わっています。ここでは胃潰瘍の原因について解説していきます。

1.ピロリ菌

ピロリ菌

胃潰瘍の原因の中でも多い割合を占めているのがピロリ菌です。ピロリ菌が原因で起こる胃潰瘍は、再発を繰り返しやすいのが特徴です。
ピロリ菌に感染すると、胃の中に住み着いたピロリ菌がアンモニアなどの毒素を発生させ、胃粘膜を傷つけます。

2.過度のストレス

胃の働きは自律神経によって行われています。イライラ感や緊張状態、過労などのストレスがあると、その影響により自律神経が乱れ、胃酸と胃の粘膜のバランスが崩れます

3.胃に負担のかかる薬

解熱剤や痛み止め、狭心症や脳梗塞などの病気で使用される低用量アスピリン非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、胃に負担がかかりやすい薬です。一時的な服用あれば問題ありませんが、長期に渡る服用は胃の粘膜が荒れてしまいます。
服用している方は自己判断で服用を中止するのではなく、医師に薬について相談してみましょう。

4.生活習慣

飲酒・喫煙、コーヒーや香辛料などの大量摂取は胃の粘膜が荒れる大きな原因につながります。また、暴飲暴食や早食いも、食べ物の消化に時間がかかるので胃に負担をかけてしまいます。

胃潰瘍で口臭が臭くなるのはなぜ?

口臭は口腔内から発生するものだと思い込んでしまいがちですが、「毎日一生懸命にブラッシングをして、口臭対策もしっかり行っているにもかかわらず口臭が改善しない」という場合は、口臭の原因は内臓にある可能性も考えられます。
特に、胃腸に不調を感じている方は、それが原因で口臭が強くなっていることがあります。

胃潰瘍も胃腸の不快感が現れる病気のひとつです。胃潰瘍は食べ物を消化する胃酸と胃を守る粘膜のバランスが崩れ、胃酸によって胃の粘膜が消化されてしまうことで起こります。これが悪化すると、筋肉までもがえぐりとられる状態となります。

食べ物は胃で消化されますが、胃潰瘍になると食べ物がスムーズに消化されなくなります。消化不良になるとそのうちに食べ物が腐敗し、悪臭が発生します。悪臭は血液に取り込まれ、全身を巡ってやがて呼気として吐き出されるために、口臭が強くなってしまうのです。

胃潰瘍による口臭はどんな臭い?

胃潰瘍による口臭は温泉地で臭う硫黄のような、卵の腐ったような臭いを発します。
また胃潰瘍の口臭の原因は、胃の中に存在するピロリ菌が原因である場合もあります。ピロリ菌はアンモニアのバリアを張って胃酸から身を守っているため、この場合、アンモニア臭の口臭が発生します。

口臭の原因は胃潰瘍だけじゃない!

胃から発生する口臭の原因は胃潰瘍だけではありません。十二指腸潰瘍や慢性胃炎、逆流性食道炎、胃がんなど、口臭が一症状として現れる病気があります。

1.十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍は、胃と小腸をつなぐ十二指腸に潰瘍ができる病気です。胃潰瘍と症状は似ていますが、胃潰瘍が食事中や食後に痛みが現れるのに対し、十二指腸潰瘍は空腹時や夜間に痛みが現れるのが特徴です。

消化不良によって悪臭が発生し、血液に取り込まれた悪臭が息として排出されるため、胃潰瘍と同様、卵の腐ったような口臭が発生します。
また、胃から腸へと食べ物を流す運動力が鈍くなり、胃の中に溜まった空気を押し出すために出るゲップの臭いが口臭になることもあります。

2.慢性胃炎

慢性的な胃炎

慢性胃炎は、ストレスや飲酒、喫煙、ピロリ菌などが原因で、腹痛や胃もたれなどの症状が長引く疾患です。胃炎には急性胃炎と慢性胃炎がありますが、口臭を強くする原因となるのは慢性胃炎です。
慢性胃炎による口臭は、腐卵臭がするのが特徴です。

3.逆流性食道炎

通常、食道と胃の境目はぴったり閉じているので胃酸が逆流することはないのですが、何らかの理由で境目が緩み、胃酸が食道に逆流すると、食道の粘膜がただれて炎症を起こしてしまいます。これを逆流性食道炎といいます。
逆流性食道炎により胃酸が逆流してくると、喉の奥や口内に鼻にツンとくる酸っぱい臭いがこみ上げてきます。この酸っぱい臭いは口臭として発生することがあります。

4.胃がん

胃がんは初期段階では自覚症状がほとんどなく、症状が現れたときには病状が進行している状態であることがほとんどです。胃がんの発症原因には、喫煙などの生活習慣や食生活、ピロリ菌の持続感染が関係していると言われています。
胃がんの場合、がん細胞が壊死することで臭いが発生し、この壊疽臭(えそしゅう)が血液に取り込まれ、息として吐き出されることで口臭を感じるようになります。

胃潰瘍の治療法

胃潰瘍による口臭を防ぐには、何より根本的な原因となる胃潰瘍の治療が最優先となります。
胃潰瘍は、潰瘍に出血があるかどうかで治療方法が異なります。それぞれのケースの治療法について詳しくご紹介します。

出血がない場合

出血がなければ外科的治療は必要なく、薬による治療が行われます。非ステロイド系炎症鎮痛薬を服用しているのであれば服用を中止し、ピロリ菌の存在が確認されればピロリ菌の除菌を行います。
ピロリ菌除去の有無に関わらず、潰瘍が治っていない場合は胃酸の分泌を抑え、胃粘膜を強くする薬を服用します。

出血がある場合

出血があれば内視鏡を使い、止血剤注射やクリップ、レーザーでその部分を焼いて出血を止めます。それでも効果がない場合は手術を行います。

胃潰瘍治療を受ける際の注意点

薬を服用すると調子が良くなり、治ったと思って自己判断で服用をやめてしまう方がいます。胃潰瘍は再発する可能性がありますので、自己判断で薬の服用を中止することは絶対にやめましょう。医師の指示に従い、しっかり薬を飲み切ることが胃潰瘍を治す近道です。

また、胃潰瘍が治っても医師が再発の可能性があると判断した場合は、再び一定期間薬を服用することになります。服用を続けることは大変かもしれませんが、しっかり治すためにも継続してください。

胃潰瘍を予防するには

健康的な女性

胃はとてもデリケートな臓器です。ストレスに弱いため、ストレスがあると胃に不調が現れます。日頃からストレスを解消できるよう、自分に合ったリラックス法を見つけることが胃潰瘍の予防につながります。

食事にも配慮しましょう

食事については、暴飲暴食は控え、消化に負担がかからないようにしっかり噛んで食べることが大切です。喫煙や飲酒、香辛料などの嗜好品も、胃に負担をかけるので少しずつでも量を減らすように心がけましょう。

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