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    歯周病は歯磨きで予防!プラークの磨き残しを防ぐ方法

    歯周病は歯磨きで予防!プラークの磨き残しを防ぐ方法

    歯周病には適切な歯磨きが一番の予防方法となります。手遅れになる前に歯磨きの習慣に歯科医院でのPTMCも合わせて入念なケアを行いましょう!

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  • 更新日:2016年02月16日

歯周病予防の歯磨き方法のポイント/プラークコントロールとは?

「歯磨きをちゃんとしないと虫歯になる」ということは小さい頃から習いますが、「歯磨きをしないと歯周病になる」とは、あまり聞いたことがありませんよね。
歯そのものと比べると存在を軽視されがちですが、歯周組織は全ての歯の土台となる大切な器官です。歯周病は誰でもなる可能性のある病気ですから、普段から意識して予防をする必要があります。

歯周病を予防する方法は、主に2つ挙げられます。ひとつは「歯科医院の定期検診に通うこと」、もうひとつは「自宅での歯磨きによるケア」です。
今回は2つ目に挙げられる歯周病の歯磨きに焦点を当てて解説していきます。

歯周病の治療/予防の基本は歯磨き

歯周病の治療/予防の基本は歯磨き

歯周病の発症や進行の原因は、プラーク(歯垢)にあります。プラークは食べ物のカスが歯の表面についてできる虫歯や歯周病を起こす細菌の塊で、歯周病予防には日々の歯磨きによるプラークコントロールが重要となります。

プラークコントロールとは?

プラークコントロールはプラークの除去や付着を防止して、口の中の衛生環境を整えることです。歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシ等による歯垢除去がメインと思われがちですが、うがい薬を使ったうがい、砂糖の摂取制限、定期的な歯科医院での歯石除去など、プラークの量を減らすケア全般を指します。

プラークの一部である歯周病菌は口腔内で繁殖し、空気が苦手な嫌気性菌(けんきせいきん)が多いことから、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間に入り込みます。
歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌は、歯周組織を破壊する毒素を排出し、歯周病を悪化させてしまうのです。

改めて見直そう!歯周病予防のための歯磨き方法

歯周病予防のための歯磨きは、回数より質が重要です。1日3回、食後に磨くことは当然必要なのですが、正しい方法で磨いていないと予防効果は低くなります。
では、歯周病予防に効果的な歯磨きのポイントをしっかりと押さえておきましょう。

1.自分に合う歯ブラシを使う

自分に合う歯ブラシを使う

「プラークを落とすために…」とつい使ってしまいがちなのが硬めの歯ブラシ。硬い歯ブラシはプラークをよく落としますが、歯茎を傷つけやすいのが難点です。
一方、柔らかい歯ブラシはプラークを落としにくいのですが、歯や歯茎を傷つけず、歯茎のマッサージを行いやすいというメリットがあります。

既に歯周病が進行しつつあるという方の場合、ブラシは柔らかめで毛先が細いものを選ぶと、歯周ポケットのプラークを落としやすくなります。
ただし、このタイプは歯の表面のプラークは落としにくいため、普通の固さの歯ブラシを併用するのがおすすめです。

2.歯ブラシの持ち方は鉛筆持ちで

歯ブラシの持ち方は鉛筆持ちで

歯ブラシを持つ際に、グーで持って磨く方は多いのですが、この磨き方は余計な力が入ることで歯の表面や歯茎などを傷つけてしまう恐れがあります。

そこで、持ち方を鉛筆持ち(ペングリップ)に矯正していくと、ブラシの小回りがききやすくなり、適切な力で口腔内の細かいところを磨けるようになります。
慣れていないと最初は難しいかもしれませんが、少しずつ持ち方を直していくようにしましょう。

3.バス法・スクラビング法で磨く

歯磨きの方法は数種類あるのですが、歯周病予防におすすめなのがバス法スクラビング法という磨き方です。それぞれどんな方法で磨いていくのか解説します。

バス法
バス法

歯ブラシを歯の生えている方向に対し45度に傾け、歯周ポケットに入り込むようにブラシを歯と歯茎の間に当てます。そのまま、軽く力を入れて歯肉をマッサージするように磨きます。
バス法は歯茎のマッサージとして効果的ですが、力を入れ過ぎると歯茎を傷つけてしまうので力の入れ方にはくれぐれも注意が必要です。

スクラビング法
スクラビング法

内側(舌側)は、バス法と同様に歯の軸に対し45°に当てて、軽い力で磨きあげます。外側(頬側)は、歯ブラシを歯の軸に対し直角に当て、細かい動きで磨いていきます。

磨き残しをなくすために…

さらに完璧な歯磨きで歯周病を予防するために、以下の磨き残しをなくすポイントを実践してみましょう。

1.自分の口の中を鏡でよく観察する

歯と歯の間、歯の並びがガタガタしているところ、一番奥の歯の見えない部分、上の奥歯などは、特に磨き残しが多い部分です。
歯並びは人それぞれ異なるため、自分の歯でどこが磨きづらい箇所かを、鏡を見ながらじっくりと観察してみましょう。

2.歯垢染色液でどこが汚れているか確認する

歯垢染色液でどこが汚れているか確認する

歯磨きをした後に歯垢染め出し液を使い、どこが磨けていないのか目で確認することも、磨き残しをなくすのに効果的です。

染出して確認した後は、着色が無くなるまでしっかり磨くというケアを定期的に行うことで、より自分に合った、正しい歯磨き方法に近づけていくことができます。
なお、歯垢染色液は薬局やドラッグストアなどで手に入れることができます。

3.フロス・歯間ブラシを使う

歯と歯の間は歯ブラシが届かない部分ですから、デンタルフロスや歯間ブラシが必要になってきます。

健康な方はデンタルフロス、歯と歯の間が広がっていたり歯茎が下がっていたりする方は歯間ブラシの使用が適していますが、それぞれサイズなども異なるため、歯科医に適切な使用法をアドバイスしてもらうのが理想です。

4.ケアが難しい歯にはタフトブラシを使う

生えかけの永久歯や親知らずがある、ブリッジが入っているという方は、普通の歯ブラシだと磨きづらいですよね。
特にブリッジを入れている方の場合だと、ダミーの歯と歯茎の間にプラークが入り込み、炎症を起こしやすくなります。

通常の歯ブラシやフロス、歯間ブラシでは磨き残しができてしまうという場合には、タフトブラシという細長い円柱状の歯ブラシを使いましょう。
タフトブラシは細かいところを磨くのに最適で、ヘッドが小さいので妊娠中でつわりが辛い女性の方にもおすすめのアイテムです。

プロのクリーニング(PMTC)を受けることも大切!

自分で行う歯磨きの習慣はもちろん大切ですが、歯並びなどの理由から歯ブラシが届かない場所も少なくありません。
また、プラークが蓄積して歯石になってしまった場合、セルフケアではカバーすることができなくなってしまいます。

専門家による徹底的な歯のクリーニング(PMTC)は、スケーリング(歯石除去)に加え、専用の器具を用いて歯をツルツルに磨いていきます。
歯科医院へ定期的に通いPMTCを受けることは、歯周病予防には欠かせないことなのです。

歯周病の歯磨きに関するQ&A

歯ブラシの交換時期や話題の歯磨き方法についてなど、よくある歯周病予防の歯磨きに関する疑問と解決法をご紹介します。

Q1.歯ブラシの交換時期は?

歯ブラシの交換時期

日本小児歯科学会が報告したライオン歯科研究所の研究結果によると、歯ブラシの毛先が開くと、プラークを落とす効果が4割近く減少してしまうことが分かっています。
そのため、歯ブラシは1ヶ月に1度のペースで交換するのがおすすめです。

「1ヶ月もかからずにブラシの先が広がってしまう…」という場合は、歯磨き時に力を入れ過ぎている可能性があります。毛先が広がると、飛び出した毛が歯茎に刺さり出血を引き起こすこともありますので、軽めの力で磨くよう心がけましょう。

Q2.普通の歯ブラシより電動歯ブラシの方が効果は高い?

電動歯ブラシにも、超音波タイプや回転タイプなど様々な種類があるので、普通の歯ブラシより歯周病への効果が高いかどうかを証明するのは難しいです。
普通の歯ブラシでもきちんと磨けている方には必要ありませんが、逆に手がうまく動かない方や矯正中の方、介護が必要な方には、電動歯ブラシの使用は効果的と言えるでしょう。

Q3.つまようじ法って何?

歯と歯の間に歯ブラシの毛を入れ、突き抜けさせるように磨く方法をつまようじ法と言います。
昔からある一般的な歯磨き方法ではなく、ある歯科医師の先生が新しく編み出した歯磨き方法なので、科学的に清掃効果が高いかどうかは立証されておらず、正しい磨き方が浸透していないことから独断で正しく行うことは難しいと考えられます。

まずは、オーソドックスなバス法やスクラビング法でしっかりと歯磨きを行い、歯周病予防のための歯磨き方法に疑問があれば、定期検診の際に歯科医師や歯科衛生士に質問して、適切なアドバイスを受けましょう。

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